働く亀

40代ビルメン 今日もゆるーく活動中…

【資格取得】ビルメンで必要な資格を一覧で紹介|私の保有資格も載せました。

ビルメンという仕事は関わる範囲が広いです。 その分、取れる資格はたくさんあります。 一般的なものは設備関係の資格になりますが、清掃、警備の資格を含めるとかなりの数の資格数となります。 ビルメンをしているうちは、必ずついて回る話ですね^^;

この記事では、

  • ビルメン4点セットって、何?
  • ビルメン3種の神器?
  • 持っていると待遇は良くなるの?転職には有利になる?

という方へ、管理人がかかわってきた資格を中心にビルメン関連の資格をご紹介します。

現場によっては取らなくてもよい資格もありますのであしからずm(__)m

ビルメン4点セットとは

第二種電気工事士、第三種冷凍機械責任者、二級ボイラー技士、危険物取扱者乙種4類の4つをあわせて「ビルメン4点セット」と呼ばせたりします。

ビルメンとしての基本的な資格という位置づけになります。 中堅クラスのビルメンになると、4つ持っていて当たり前。という風潮の会社も少なくないです。

 第二種電気工事士

文字通り、建築物などに電気工事を行うことができるようになる資格です。「電工二種」と略されたりします。 電気設備は法律で一定の資格がある人でなければ工事ができないことになっています。ビル設備はほとんどが電気が関係しているものばかりで、他人様のビルの管理をする立場としては、電気の知識、技能はある程度要求されることが多く感じます。ビルメン4点セットで一番実用的なのは、この資格ではないでしょうか。

一種と二種があり、筆記と実技の2回に分けて試験があります。 日程としては、毎年2回試験があります。

安定器の交換や簡単な配線の盛替え工事など、ビルメンをしていると電気工事をする機会はけっこうあります。(まったくやらない現場もありますが)

待遇面でも実務面でも、無資格者はまず電工2種を取ることをお勧めします。

↓ 第二種電気工事士試験の詳細はこちらです ↓

電気技術者試験センター

 第三種冷凍機械責任者

冷凍機械の保安業務に必要な資格です。 「3冷」、「冷3」、「3種冷凍」などと略されたりします。 4点セットの中では一番難易度が高いとされていて、最後に回す人は多いです。大きい現場ではだいたい一種または二種持ちがいて、その方が責任者をしているので、管理人的に三種は冷凍機の仕組みを覚えるために勉強する意味合いが強いと思っています。

一種から三種まであり、試験は年1回のみとなっています。

ビルメンをしていて冷凍機に関係する実務作業というと…、冷却塔の清掃と薬中装置の薬剤投入くらいですかね。ややとっつきにくい資格ではあります。

ちなみに、管理人も一番最後に取りました。

↓ 私が試行錯誤して合格するまでをまとめた記事はこちらになります ↓

第三種冷凍機械責任者試験に独学でも合格できた!|流れを解説します!

 二級ボイラー技士

ボイラーの操作、点検の資格です。ボイラーは多くのビルで暖房、加湿、給湯に使われていますので、一定の知識が必要になります。 大きな病院やホテル、工場などでは必要になりそうです。

とはいえ、ボイラー技士資格を必要としない貫流(簡易)ボイラーが多く普及しており、資格の必要性は昔と比べると薄れてきています。

特級から二級まであり、各エリア(都道府県単位ではなく)で毎月1~2回行っています。 免状の交付には実務経験が必要ですが、試験は先に受けることができます。ボイラーがない現場の人は協会が行っているボイラー技士講習を受けることで、実務経験の代わりにすることができます。

↓ 二級ボイラー技士試験の詳細についてはこちらです ↓

安全衛生技術試験協会

今のところ、管理人としてはこの資格を持っていて役に立つ現場には行ったことはありません。

 危険物取扱者乙種四類

四類は可燃性の液体に関する資格です。ガソリン、重油などですね。少し勉強すれば取れます。

ビルメン3種の神器

 第三種電気主任技術者(電験三種)

お馴染みの高難易度資格です。電気の責任者資格ですね。数学が苦手な人にはかなり厳しいものがあります。

 建築物環境衛生管理技術者(ビル管)

電気を除く設備範囲のまとめのような資格です。こちらはコツコツ勉強すれば、何とかなります。

 エネルギー管理士

電験三種と同等の高難易度資格です。需要はありますが、私の周りでは持っている人はいないです。

その他の関係資格

 消防設備士

消防機器の取り扱いに関する資格です。需要はありますが、下請けに作業を投げまくる現場では、正直要らないと思います。第一類から第七類までありますが、取るなら点検と工事ができる甲種をお勧めします。

 第一種衛生管理者

現場の衛生全般の管理に関する資格です。オーナーか総務、または現場の所長辺りが持っていることがほとんどですので、資格手当が付くなら取ってもいいのではないでしょうか。

 冷媒フロン類取扱技術者

平成27年のフロン法の改正で出来た比較的新しい資格です。フロン冷媒の管理・点検の知識が付きます。指示されない限りは要らないと思います。

 防災センター要員

東京都の防災センターに常駐している人が取る資格です。どちらかといえば警備寄りです。都内で取ると、もれなく自衛消防業務講習証が付いてきます。

 自衛消防技術認定

上記の自衛消防業務講習とは別モノです。東京都の火災予防条例に関する資格です。基本、これも警備さんの資格だと思うんですが、受験しなさいと言われることがあります。(私は言われて取りました。)筆記と実技があり、なめて掛かるとフツーに落ちます。

私の保有資格は?

  • 第二種電気工事士
  • 第三種冷凍機械責任者
  • 二級ボイラー技士
  • 危険物取扱者乙種四類
  • 建築物環境衛生管理技術者(ビル管)
  • 防災センター要員
  • 自衛消防業務講習
  • 自衛消防技術認定

ほとんどが入社5年目までにとった資格です。 ビル管を取ってから、しばらく燃え尽きていました。

最近になって、3冷を取りました。やはり試験は効率より

やる気ですね(笑)

まとめ|自分に必要な資格を取ろう。

実際は配属現場によって重要視する資格は変わってきます。

私がいた現場を振り返ると、とりあえず電工二種があれば問題ない気もしますが(^_^;)

でもビルメンは基本的に低賃金。なので、資格手当でしか給料アップは見込めないです。

知識も付くので、勉強して損はないですよ。