ビルメン4点セットでは一番難易度が 高いと言われる第三種冷凍機械責任者。 実は一度受験して落ちてます。 この度、平成31年度試験で合格出来 ましたので、 試験申し込み~勉強の仕方~免状申請 など、私がやったことを一通りまとめて みました。
第三種冷凍機械責任者って何?
冷凍機械責任者とは、冷凍機械の保守· 管理をするために必要な国家資格です。 この中でも第三種は、一日の冷凍能力が 100トン未満の設備の管理が出来るよう になります。 一定規模以上の冷凍機を扱うには事業所 ごとに責任者を選任します。
冷凍機械責任者のメリットと需要は?
ボイラー技士もそうですが、現在は資格 不要なサイズの冷凍機やボイラーが出て いるため、業務独占資格としての価値は やや薄い気がします。
ビルメン視点で考えると、冷凍機を扱う 現場は決して少ないわけではなく、機械 の保守管理も業務の一つになります。
空調の主要設備ですので、 「わからないのでトラブルを処理できま せんでした。」 では済まない場合もあります。
家庭用エアコンにも応用が利く知識です ので、最低限の知識を学ぶ意味でも勉強 した方がよい資格です。
試験日と申込み
試験は年1回です。11月の第2日曜日に やってます。 願書は8月後半~9月の初めの頃にかけて 受け付けています。申し込みは郵送と インターネットの2種類です。
受験資格は特になく、学歴·年齢·職種 問わず受験が可能です。 費用はインターネットの方が安いです。
難易度と合格率
合格率は30%~40%程度。10人中 3、4人が合格できるようです。
ただ、H26年度の合格率は19%と過去 最低で、それ以降は40%を超えていま せん。試験が難しくなったと言われる ようになった理由の一つです。
冷凍機試験はひねった問題が多いので、 意地の悪い問題に引っ掛からない事が 重要ですね。
数字の上では消防設備士と同程度です。
過去問と勉強時間
過去問の攻略が必須となります。 一度問題を解いて答え合わせをすると、 他の資格試験とは問題の雰囲気が少し 違うことが分かると思います。
出題パターンはほぼ決まっていて、全問 正しい答えを選ぶ形式です。 「誤りを選べ」は出てきません。
過去問を解いて、間違えたら出題文ごと 覚える。そしてまた解く。 管理人は5年分を3周しました。
勉強時間としては1日1時間を2ヶ月ほど かけましたが、学習環境が良ければ、 1ヶ月でも十分ではないでしょうか。
合格通知と免状申請
合格発表は1月の初めの頃にあります。 合格通知と一緒に免状申請書が入って いますので、収入証紙を貼って郵送 すると1ヶ月位で免状が届きます。
届かない場合は、高圧ガス保安協会へ 問い合わせましょう。
まとめ|3種は独学でも十分に合格可能
集中して過去問を繰り返せば、だいたい 1~2ヶ月程度で合格出来ます。
·2種→1種への足掛かりにする ·「冷凍サイクル」について勉強したい ·資格、資格手当てが欲しい ·転職の際に有利に進めたい
などの目的がある方は、是非挑戦して みて下さい。
ここまで読んで頂き ありがとうございましたm( )m